|
クラスでの活動を中心にしていますが、日本文化やいけばな紹介のご依頼をいただくと、どこまででも出向きます。企業、官公庁、学校、PTA、団体グループなど依頼主はさまざまです。季節の植物にまつわる話に始まり、日本人の心に話を持っていくのは得意です。昨今は社中が協力して仕上げるといったイベントのご依頼をいただくこともあり、私たち皆、張り切っています。 Eiko's activities don't remain within the regular classroom. Requests come from outside from time to time. Some of them require participation of myself as well as supports of the other members in the class in a group work. In such cases, the whole of the class work together hard in pleasant excitement.
<February 2013: The lecture and a workshop at the Hiroshima International Students House> sponsored by Hiroshima International Women's Club
Thanks to the HIWC ladies, my class ladies and all participants, we were able to have an enjoyable day!
<November 2012: The workshop at the University of Michigan, Detroit USA> (Now working. Please wait for a while.) The activities I did in Michigan was reported in 'Detroit Japan Newsclub'
<October 2012: The lesson for the spouses of the participants of SIBOS 2012 taken place in Kansai, Japan> <関西で開催されたサイボス2012参加者の配偶者向き レッスン> sponsored by TYA Culture Salon
Well done for the first ikebana arrangement!
Thanks for your supports!
<February 2011: the publication "Japanese Culture as seen in Ikebana"> 2011年2月17日 著書『いけばなにみる日本文化--明かされた花の歴史』(思文閣出版、税込2730円)が刊行されました。 「毎週、国内外の方を対象にいけばなレッスンをしていると、日本人と諸外国の方々の花に対する思いには、根本的な差異があると気付いた。しかし、それが何かはわからなかった。 (中略) 子供たちが巣立ったのを機に、本格的に研究を始めた。調べれば調べるほど疑問は湧き、また、それが面白くもあった。どこまで調べても興味は尽きず、気がつけば私は博士論文に着手していた。」(あとがきより) こうして10年間研究してきた成果をまとめたのが本書です。植物飾りに的を絞って歴史を概観し、植物飾りの生まれた背景を推測するのは、謎解きのようで面白いものでした。そこには東洋哲学と西洋哲学の違いが見えてきました。内容の概要は下に書きますので、興味のある方は御覧になってくださいね。
e-mailで出版社に直接お申し込みいただくのが簡単です pub@shibunkaku.co.jp 思文閣出版社 п@075-751-1781
<August 2010: at the Beijing University in China> <2010年8月:北京大学にて> 国際美学会第18回世界大会に於いてパネルディスカッション「日本の美」のパネリストをしました。写真は基調講演をしている様子です。いけばなに流れる「いのちを大事にする気持」を「いかす」という日本語で説明。多くの同意と支持をいただき勇気倍増。 The 18th International Congress of Aesthetics was held at the Beijing University. In the Panel Discussion on ‘Japanese Aesthetics’ in the congress, I gave a presentation titled "The Key Underlying Value of Ikebana--IKASU". I was one of the four panelists that included three famous scholars. I pointed out the importance of treasuring LIFE of living things by introducing a Japanese word "IKASU". I explained that "IKASU" means bringing out full potential of everything. I further explained that, in order to realize "IKASU" in an Ikebana arrangement, the arranger needs to try to show each plant in their best. I am happy to
report that my presentation was favorably received. I think I was the first speaker who made a presentation on Ikebana
academically at the International
Congress. I
am most pleased that Ikebana has become a subject to be
included in an academic discussion in the prestigious forum like this.
<May 2010: The lesson on the Clipper Odyssey, cruise ship from America> <2010年5月 アメリカからのクルーズ船クリッパ・オデッセイ 船上でのレッスン> I was asked if I could give a hand-on lesson of ikebana and calligraphy to the guests of the ship. There was only two weeks before they would arrive at Hiroshima! Luckily I had a licensed calligraphy instructor in the class. So I made a team 'the Clipper Odyssey project' with some of my students. I knew that our team was very strong and would work very powerfully toward the set aim.
Now finished successfully! A report of the trip to Australia <March 2009: A Visit to Ikebana ladies in Melbourne>
Congratulations, Rosemary! I like your sense of humor that you call your class 'Sparrow School'. I will come and support your exhibition!!
and thus I visited Melbourne with some ladies from Hiroshima. The season in Melbourne was the beginning of autumn. I gave a talk on the spirit of Ikebana and demonstrated a small arrangement.
~Sparrows' arrangements~ Most materials were from Rosemary F's garden. I had worried about damages on the plants from bushfires which had been reported about. Luckily, they had rain on the previous day we arrived. I was glad to find greens there look fine.
~~We all enjoyed the event from the preparation to the dinner~~
It became like a reunion for those who had lived in Hiroshima.
Now we live in different places such as Melbourne, Mexico-city, Chiba and Hiroshima. We all, however, gathered with a immediate decision of the trip when we heard of the word Ikebana. I realize that Ikebana keeps our friendship close!
~~ We also enjoyed every minute during the preparation for the exhibition ~~
I saw some of them for the first time after they left Hiroshima around 20 years ago!
<May 2008:トーストマスターズ全国大会にて講演 Talk at the Toastmasters International All Japan 2008 Spring Conference> トーストマスターズ全国大会が広島国際会議場で二日間にわたって開催されました。私はゲスト講演を頼まれ、社中が舞台の花やゲストのコサージュ製作を依頼されました。スピーチコンテストでは日本一が選出され、英語の部の勝者は夏のカナダでの世界大会にエントリーなさいます。どなたもが真剣で、熱気が伝わってくる会場でした。大成功の大会で、若干関わった私たちもエキサイトしたイベントでした。
<April 2008:花展講演武雄 Lectures in Takeo, Kyushu> 佐賀県武雄の温泉ホテルで、あじさい会の超ベテラン先生方5名が花展をされました。期間中のイベントとして講演会が開催され「暮らしに花を」と題した話をさせていただきました。野にある植物がダイナミックに屋内に持ち込まれ、先生方の息が吹き込まれ作品となっています。いずれの作品にも「時間の経過」と「いのち」を感じました。感動しましたのでそのままお話することで、講演も流暢に進みました。3日続けての講演会は初めての経験でしたが、初日より2日目、2日目より3日目が聴衆の数は増加し、花展の成功が伝わってきました。あじさい会の先生方、お疲れ様でした。
<April 2008: Invited by Ikebana International Hong Kong> イケバナ・インターナショナル香港からのお声がけでワークショップをさせていただきました。イケバナ・インターナショナルは、流派にこだわらない、イケバナ愛好家たちの集いです。香港の愛好家たちに、私の流派のご紹介とレッスンをしました。社中から5名が応援同行下さり、ワークショップもさることながら、珍道中になったことは言うまでもありません。楽しい思い出の1ページが増えました。
いつもの様にイケバナの精神の説明から
デモをして
皆様が作品制作
気づいたことを手直しさせていただき
アー 終わりました!
<November 2007: Appearance in the NHK TV program> 海外向NHKTV番組「ビギン ジャパノロジー」にゲスト出演させていただきました。日本を紹介する30分間の英語番組で、「紅葉」というテーマでした。10月中旬、千代田放送会館で収録してきました。前日、紅葉の作品を二作いけこみました。何せ、紅葉は枯れる前の葉ですから、翌朝、水が上がらずくしゃくしゃになっている枝を見つけ大慌て。さて、本番は、多くのカメラ・ライト・人々の目の前でイギリス人音楽評論家のピーター・バラカンさん、アシスタント光岡ディオンさんと、トークするという内容でした。フロアさんの「4,3,2・・」、「1、go」になると、私の頭は真っ白。「あれ? 私、何言うんだっけ?」「ごめんなさ〜い」のNGを何度も出したものです。でも、編集されて仕上がった番組は、とってもスムース。紅葉の美しさを、和歌、絵画、陶器などを通して紹介し、日本人の紅葉に抱く哲学を、それは見事に表していました。さすが、NHKさんです! 全国はもとより、世界中で放送され、「見ましたよ」mailを次々にいただきました。クラスの皆様のご協力も大きく、感謝、感謝の出来事でした。
<November 2007 & March 2008 : Lectures at an Ohara School Branch > 小原流いけばな広島支部のご依頼で、2007年11月、2008年3月と2回に亘り、「小原流いけばなを知る」というテーマで講演させていただきました。普段の活動仲間や諸先輩先生方が受講生とあり、いつもの講演会とは勝手が違いましたが、私の思想にぶれはありません。いけばな人として、いけばなの社会的役割に気付いていただければとの思いで、語らせていただきました。小原流公式ホームページの広島支部活動のところに、こんな風に紹介されているのを見つけました。 http://www5e.biglobe.ne.jp/~ohara-h/katudo/H19/kouenkai/kouenkai.html http://www5e.biglobe.ne.jp/~ohara-h/katudo/H20/ikebanasi2/kouenkai.html
<February 2007: Invited by the Foreign Correspondent's Club Japan> 外国特派員協会で講演を依頼され、有楽町に行ってきました。いけばなでの博士学位を取得したのは私が初めてと聞かれたアメリカ人記者からのお話でした。公式国際舞台では、さすがに緊張してしまって。。。 でも、いけばなの心を世界に発信できる好機かと嬉しくもありました。 ちょっと、恐ろしい形相ですね。。。 恥かしいデスネエ。
<November 2005: Interpretation of the lesson by the INTERFLORA World Cup Champion> 今年度フラワー ワールド カップ優勝者のPer Benjamin氏(スウェーデン人)を招いての、講習会が広島で開催されました。私は通訳をさせていただきました。冬に向けて、氷と雪をイメージした作品が次々に並びました。
<April 2005: Lecture at the alumni association> 「いけばなにみる日本人の美意識」というテーマで論文を書き始めて、もう何年になるか。現在は、芸術学博士号の取得を目指して、シコシコ論文を書き進める毎日です。従来関わってきた活動を見直し、いけばなに関することだけに絞ってきました。最近は、研究にまつわる講演の依頼もいただくようになりました。 これは、同窓会で研究発表させていただいた時の写真です。このときの題は「いけばなの社会的役割を考える」。これまで研究してきたことを、社会的意義という側面からまとめてみました。パワーポイントで、多くの画像をお見せしながら50分。フロアからの質問もあり、反応もまずまず。また、勇気をいただいて、研究に精進するエネルギーがでてきました。
<September 2003: at the Hiroshima International Women's Club > A speech at a general meeting of the International Hiroshima Women's Club by Mr. Akiba, the Mayor of the Hiroshima city, was canceled due to mayor's urgent business. It was five days before the day and I was asked to give a talk as a substitute lecturer for him. Gee..... five days.... 'Be calm, Eiko. I still have five days.' I encouraged myself and got concentrated to prepare the talk with 76 pictures on Power Point program. I barely made it! Hiroshima International Women's Clubの9月例会で秋葉広島市長をゲストスピーカーにお迎えする予定でした。ところが、5日前になって急にいらっしゃれない旨の連絡があったそうで、代打依頼が私のところに飛び込んできました。慌てましたが、大丈夫、まだ5日ある。。。 急遽思いついて、パワーポイントで76枚の画像をお見せしながら、いけばな史を話し、その後、デモを3作しました。ちょうど、Cさんはその日を最後に離日なさる予定になっていましたので、彼女にデモ作品の手伝いをしていただくなど、いい機会になりました。何とか代打はセーフ。。。 ヤレヤレ。
<2002年11月10日 広島県文化財縮景園いけこみ> 広島県重要文化財である縮景園清風館で邦楽連盟主催の名曲鑑賞会がありました。県の宝物建造物を一般公演の会場として使用できるのは初めてだそうです。当日は続きの二間を使うので、床の間それぞれに花をいけるようにとの依頼をいただきました。重文ならではの面白い経験をさせていただきました。以後、2010年現在まで、毎年続けて担当させていただいています。 前もって、入室する者の名前、連絡先など細かく聞かれ、建物を傷つけない様に、水一滴落としてはならないと、何度も注意されました。準備のために関係者が入室できる時間帯は前日3時からで、5時には完全終了して出門するようにとのこと。 琴など楽器搬入が3時からと聞きましたので、お邪魔しないように私は時間をずらして4時ごろ行きました。いざ作業をしようと床の間に近寄ってわかりましたが、電気がないのです。その日は、生憎の曇り日でしたので、薄暗がりでの作業と相成りました。5時までに終了というのは、館側の要求というより物理的に必要だったのです。それにしても床の間の作品二作を1時間で準備から後片づけまでというのは、ちょっときついものがありました。 当日は小春日和で何よりでした。障子やフスマをはずして大きくした部屋から秋の風情いっぱいの庭が眺められました。緋毛氈の上で演奏される琴、三弦、尺八の音と秋の空気に、その昔の気分に浸る贅沢なひと時でした。
<2002年1月 広島市留学生会館 異文化理解講座> 広島市国際交流センターからのお話で、「いけばなにみる日本人の美意識」というテーマで留学生、市民を対象にした講座が開かれ、私は講師を努めました。留学生会館館長はじめ、スタッフの皆様、参加してくださった皆様、tea timeにはお菓子を焼いて下った先生、ビオラ演奏して下さった沖田ご夫妻、それにレッスンを手伝って下さった生徒の皆々様のおかげで、参加者全員が楽しい時を過ごせました。NHKテレビ、朝日新聞、中国新聞、タウン誌から取材にきてくださり、エキサイティングでした。文字通り、花をもたせていただいた私は、ちょっといい気持ち。感謝です。 朝日新聞記事「日本人の美意識を体験 留学生ら生け花学ぶ」がインターネット アサヒコムに、写真とともに数日間掲載されていました。自分では、限られた時間内に伝え切れなかったと淡い後悔がありましたが、きちんと理解して下さっている記者に敬服です。以下朝日新聞の抜粋です。(2002年1月28日)
鈴木さんがまず、生け花の歴史や文化について講演。 「日本は西洋と違い、不完全で非対称な美を大切にし、足りない部分を推し量る『察しの文化』がある」などと説明した。 さらに鈴木さんの実演に合わせて、参加者もネコヤナギや菜の花などを使い、生け花に挑戦した。 インドネシア出身のプトゥ・アグスティナさん(34)は「少しの花で広がりを表現するところがいいです」と出来栄えに満足げ。鈴木さんは「察するという日本人の美意識が、思いやりの心につながることを知ってもらえれば」と話していた。
左:2002年1月28日朝日新聞より 右:教室の生徒さんも、レッスンを手伝ってくださいました。
2001年6月 広島女学院大学授業風景 次代を担う若者たちに日本文化を語るとき、実技もお見せします。
1999年8月 ひろしま国際センターにて。広島県内のALT(語学教育アシスタント)を対象に開催された夏季集中講座。鈴木は日本文化理解クラス担当。OHPによる写真を使って得意の「日本人の原点」にふれながらの講義といけばなレッスン。
99年4月 インターナショナル ウーマンズ クラブでのデモンストレーション。広島グランヴィアホテルで外国婦人対象の月例会で、「レッツ エンジョイ イケバナ」から。まずは青麦とスイトピーの籠いけ。いけながら、笑わせながら、カメラにポーズをとりながら。フー・・・、大変です。
98年 マツダYFUスカラシップ プログラム 海外からの学生にいけばなを紹介。学生たちの滞在中の思い出をまとめた冊子を見ると、多くの学生がイケバナ体験をあげています。喜んで頂いているのがわかり、嬉しい限りです。
小原流いけばな教授会特別会員・芸術学博士 鈴木 榮子
教室問い合わせ:小畑百花園(広島市中区幟町) Tel:082-221-3515 コメント mail: eiko@hbs.ne.jp
page end |